怨歌情死考 傷だらけの花弁(1973)──夢と堕落、そして心中。傷だらけの純愛が燃え尽きる
歌手を夢見た少女と、イラストレーターを志す青年。
ふたりは東京で夢を追い、そして絶望に出会う──。
これは、1970年代のアスファルトに咲いた、一輪の“情死花”の記録である。
🎬 あらすじ
歌手志望の節子は、故郷を飛び出し上京の汽車に乗る。
車中で出会ったのは、同じく夢を抱く青年・茂。イラストレーター志望の彼と束の間の心を交わし、再会を誓って別れた。
だが、待っていたのは都会の荒波。
友人の邦子は夢を諦めホステスへ、茂はポルノイラストを拒んだことで食えず、やがて暴力団に脅されスケコマシの道へ堕ちていく。
節子もまた、夢を叶えるために“嘘”を重ねる。成功したと見せかけた再会の夜、ふたりは愛し合い、逃避行へと踏み出す──。
だが過去は容赦なく追ってくる。
温泉地に隠れていたふたりを、暴力と警察が追い詰める。
終幕は山中の小屋、そして絶望の崖っぷち。
傷つきながらも愛を信じたふたりの結末は、
“情死”という形で結ばれていく──。
🎞 作品情報
- 📅 公開年:1973年6月23日
- 🎥 監督:小原宏裕
- 🧑🤝🧑 出演:小川節子
- 🏢 製作:にっかつロマンポルノ
- 💿 品番:141nkt00673
- ⏱ 上映時間:71分
🐈 黒猫レビュー
💔 夢と絶望の二重奏──“情死考”という名の青春記
『怨歌情死考 傷だらけの花弁』は、ロマンポルノという枠を超えた青春挽歌だ。
東京の片隅で夢を追い、現実に押し潰され、歪んだ愛に溺れていく節子と茂。
その軌跡はどこまでも苦く、どこまでも純粋で、そして切なすぎる。
中盤以降はエロスというよりも、人間ドラマとしての強度が勝る。
暴力団、堕落、そして逃避行。
その先にあるのは“共に堕ちること”だけ──。
🎸 ギターに刻まれた歌が、ふたりをつなぐ
象徴的なのは、茂が節子に贈ったギターのイラストと詩。
それが“怨歌情死考”として盗用され、ヒット曲になる皮肉。
夢を踏みにじられたふたりが、現実に復讐する形での心中を選ぶ構図は、まさに70年代のメロドラマの極みだ。
“抜ける”ではなく、胸に刺さる1本を求める者にこそ見てほしい──。
💦 抜き要素/フェティッシュ要素
- 夢を追う若者の“堕ちていく過程”フェチ
- スケコマシの裏社会エロス
- 心中前夜の情交描写
- 騙し騙される人間関係のリアル
- 都会の孤独に飲まれる青春群像
🎥 サンプル動画
🧸 使用グッズ紹介
- 🎸 情死ギターケース ▶ フェアウェル・コード(昭和エロチカ)
- 💋 胸に刻む詩 ▶ ハートブレイク・スティック(昭和エロチカ)
- 🎞 盗まれたヒット曲 ▶ 怨歌メモリアル・レコード(昭和エロチカ)
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🐾 黒猫のささやき
「“夢を見て、堕ちていく”ことほど、人間らしい営みってある?」
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