東京エマニエル夫人(1975)──泡と哲学に沈む、昭和の官能アバンチュール

「止めてはいけません。お続けなさい──」
インド哲学、レズ、トリプルSEX。
昭和の“エマニエル夫人”は、フランス映画ではなく日本の山奥にあった。
女が快楽を探求することが、まだ背徳と呼ばれた時代に。

 

🎬 あらすじ

数年ぶりにフランスから帰国した今日子(田口久美)は、かつてのレズの相手・英子(葵三津子)と再会する。
英子に誘われ、彼女は「新しいSEXの法則」を教えるという教授・牧の別荘へと向かう。
道中、ケーブルカーで男たちに体を奪われても、何事もなかったように振る舞う今日子。
やがて彼女は、シャボンの香りに包まれた風呂場で、自らを慰めるうちに牧の視線に捕らえられていく。
「止めてはいけません。お続けなさい──」 哲学と肉体が交錯する“インド式愛欲講義”が、ついに始まる。

山奥の別荘で行われる集団儀式、馬上でのトリプルSEX、そして女と女の再会。 今日子はどこまで堕ちて、どこで悟るのか。
この映画は、快楽を禁じた時代に生まれた“知的な猥褻”の記録である。

🎞 作品情報

  • 📅 公開年:1975年
  • 🎥 監督:加藤彰
  • 🧑‍🤝‍🧑 出演:田口久美、葵三津子、冬木なか、南ゆき、言問季里子、神章子
  • 🏢 製作:にっかつロマンポルノ
  • 💿 品番:141nkt198
  • ⏱ 上映時間:70分
  • ジャンル:成人映画/レズビアン/3P・4P

🐈 黒猫レビュー

この映画を「日本版エマニエル夫人」と呼ぶのは、ある意味で正確だ。 だが本作の本質は、西洋のエロス模倣ではなく、**“昭和の女性解放劇”** にある。

監督・加藤彰は“哲学と快楽”を一つに結びつけた。 説教とレズ、儀式と快感、倫理と肉体──。 すべてが矛盾し、そして混ざり合う。 まるでインド思想の輪廻転生そのものだ。

田口久美の肢体は、静謐でありながら妖艶。 風呂場のシャボンと息づかい、ケーブルカーの揺れ、 馬上トリプルのカオス──どれも現代のAVでは再現不可能な“文芸的エロス”。

この時代、女が「快楽を求めること」は罪だった。 だが今日子はその罪を背負いながら、美しく堕ちていく。 それこそが、昭和成人映画の詩情であり、黒猫深夜映画館が愛する退廃の香りだ。

💦 抜き要素/フェティッシュ要素

  • レズ・女同士の儀式的愛撫
  • ケーブルカーでの集団プレイ
  • 泡風呂・シャボンプレイ(哲学的自慰)
  • 教授による観察・命令フェチ
  • インド思想と肉体修行の融合
  • 馬上トリプルSEX
  • 退廃と悟りの間を行き来する女体描写

🎥 サンプル映像 & ジャケット資料

現在、本作には動画サンプルはありません。 ジャケットの静けさから漂う昭和エロスの気配を、お楽しみください。

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🐾 黒猫のささやき

「女が哲学を学ぶとき──
それは、快楽という名の授業である。」

黒猫教授『昭和エロス講義ノート』より

🔗 関連上映室・索引

📚 女優索引: 宮下順子白川和子谷ナオミ


🐈‍⬛ 黒猫教授より:
「映画は抜くために観るものではない。
生きるために観るものだ──。」

作品の感想や考察は、🐦 黒猫スレッター(X)までどうぞ。
あなたの昭和エロス体験を聞かせてください。

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18歳未満の方は閲覧をご遠慮ください。

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